Mystara – if I could fly

常時きつめのラグを感じるMystara。人の少ない時間帯でもピーク時と重さはさほど変わらないので、原因はアバターではなさそうです。植えられている樹木殆どに入っているスクリプトのせいか、はたまたテクスチャサイズが原因か。ほんの数fpsでも上がれば格段に遊び易くなるのですが、悩ましい問題です。


//////IC//////

先日人狼に叩かれて腫れていた右腕も徐々に癒えつつあるImryll。しかし心の傷はそう短時間では癒えそうにありません。
満月でなくとも、当面は夜は村の中・または傍で過ごすことを心に決めました。
酒場Royal Oakの入口手前にある階段を上り2Fに上がると、海を見渡すことのできるバルコニーのような空間があります。夕暮れ時、港に停泊している船への荷物積み込みをぼんやりと眺めながら、Imryllはこのバルコニーで時間を過ごしていました。
階下の酒場からは酔客とバーメイドの賑やかな会話が聞こえてきます。

と、ぼんやりしていたImryllに蝶のような羽根を持ち赤と黒のドレスを着た女性が空から近づいてきました。『こんにちは』、声をかけられImryllははっと我にかえりました。女性は妖精よりは大きく、しかしエルフや人間ほどは身の丈がありません。ドロゥのような闇の肌色をしていますが、長い黒髪の下の耳は尖ってはいないようです。

女性がはたはたと羽根をはばたかせImryllに更に近づいてきました。
『あなた、可愛らしいわね。耳がすてき!着ているものの緑色も鮮やかだわ!』
女性はにやりと笑顔を浮かべると、しげしげとImryllを眺めています。
細身長身のエルフとはいえ顔に痣をつくり、長らく容姿について褒め言葉など貰っていなかったImryll、不意の賞賛の言葉にマスク下の頬を赤らめました。
『ありがとう、私は…あなたの羽根がうらやましいわ、いいわね。あなたも…服がシックですてきよ。よく似合っているわ』
Imryllは小声で礼を述べました。

女性は指をImryllの顔に近づけると、マスクの上に少しだけ見えている頬をすっと撫でました。
『あら、ありがとう!羽根?そうね、出来ることならあなたに分けてあげたかったわね』
まじまじとImryllの顔をのぞき込むと、女性は続けました。『ふーん…あなた、服だけじゃなくて頬も少し緑がかっているのかしら?お腹の葉っぱとよく合ってるわ』
Imryllの頬は痣のせいで緑というより紫がかって見えますが、体に彫られた葉の刺青は確かに鮮やかな緑色をたたえています。

色の違いのことを指摘すると、女性は改めてじっとImryllの顔をのぞき込みました。
『そうね…たしかにあなたの言う通りね、ほとんどの部分は紫色…でも、端っこのほうが緑がかって見えるのよ。うーん、先週食べたキャンディを思い出しちゃったわ!ベリーの味が絶品だったのよ!』恍惚とした表情をしばらく浮かべた後、女性は真顔に戻りました。
『あたしもそんなふうな痕、数日前まであったわ。いまいましいあのバイキングの男が、後ろからあたしを殴ったのよ!あなたも気をつけなさいね』

階下の酒場が急にざわざわと騒がしくなりました。人々が咳き込む声が聞こえます。何かあったのでしょうか。

『あなたもそんな経験をしたのね、気の毒に….アドバイスありがとう、少なくとも私は満月の晩にひとりで森歩きをすることは控えるつもりよ。ところで、場所は…どこで殴られたのか、聞いてもいいかしら?』

『あたしの記憶が正しければあいつ、酒場の入口横の水辺そばに立ってたわ。ブロンドの長いあご髭をたくわえていてね。あたしを意気地なしって呼んだから指に噛みついてやったら、急に獣みたいに豹変よ!羽根があって、ほんとうによかったわ!』
女性も酒場の騒ぎに気付いた様子です。『あら…なにかトラブルが発生したようね、あたし行かなきゃ!それじゃあね、可愛いエルフさん!』

Imryllが手を振ると女性も振り返し、その後すぐに彼女はバルコニーから階下の方角へ飛び去っていきました。

バルコニーから酒場正面を見下ろすと、沢山の人が目に涙を浮かべながら咳き込んでいました。
耳を傾け話を聞いた限りでは、どうやら催涙効果をもつガスが酒場カウンター上のカップから溢れ出したらしいです。悪戯か悪意なのか、誰がそんなことをしたのでしょうか?
Imryllのいる位置までガスは漂ってきてはいませんでしたが、念のため彼女はマスクをしっかりと鼻の上方まで引き上げ直しました。

//////ICここまで//////

他の多くのroleplayエリア同様、Mystaraにおいても事件はえてして酒場を代表とする人の集まる場所から始まります。ことRoyal Oakにおいては『焼きおとそう』と試みるプレイヤーがあとをたたず、ICではしょっちゅう建て直されているのだとか。

Mystara – if I could fly (complete chat log)

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~ by Meg Ronmark on March 6, 2011.

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