Nomos – morning calm

特に訪問する用事がないような場所でも、ときには何らかの理由を無理矢理こじつけて踏み込んでしまいます。

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毎週末に拳闘の試合が催され、観客で賑わうFight Club。弁護士事務所のある建物の1Fに入っています。Laylaはここで何度か賭けを楽しんだことがあり毎週末足しげく通っているのですが、先週末の試合は開始時間を忘れており駆けつけた頃には時既に遅し、観客達が帰り支度をしている始末でした。賭けを楽しめなかったことを内心いまだ悔しがっているLayla、出歩く人もまばらなある早朝Fight Clubの傍を通りがかりました。
通常なら素通りしてしまうのですがこの日はたまたま前の週末の試合を見損ねたことをふと思い出し、何の気なしにふらりと建物内をのぞいてみることにしたのです。若干ぶっきらぼうな作法で、正面ドアをバタンと開けるLayla。

すると驚いたことにドア間近の位置に女性が立っており、疑わしそうな目つきでこちらをじいっと眺めていました。
『……Fight Clubへようこそ。』
女性は女性で突然の来訪者に驚いたらしくドアが開いた直後に一歩後ずさり、Laylaを見つめました。
『ああ、もう!びっくりしたわ!あなたがそんなにドアに近いところにいるなんて、思いもしなかったわ!』
一瞬ギョッとしのけ反りそうになったLaylaでした。『驚かそうと思ったわけじゃないのよ。ただ、明け方ここはどうなっているのかふと気になって、立ち寄っただけなの』
怪しい者ではないことを何とか銀髪女性に伝えようとするLaylaでしたが、女性はなおも疑いの眼差しをLaylaの薄紫色の肌からそらさずぽつりとつぶやきました。
『あたしはこのクラブで勤めてるファイターのひとり。この時間帯は何も行われていないし、誰もいないわ。あなたも闘いたくてここをのぞいたの?』

NOの意味で頭を横に振るLayla。『いいえ、闘いは私にとって見る対象、賭ける対象よ。自分が飛び込んでいって闘う気はないわ….とはいうものの、ある程度の護身術の類を覚えておくべきだったって、最近実は後悔しているのよ』
Laylaは苦笑し、包帯の巻かれた自分の両肩をぽんぽんと叩きました。

『よう、お嬢さんがた…朝からワークアウトかい?』
ふとドアが開き、犬猫の耳と尻尾を携えた男性が建物内に入ってきました。 – その顔には見覚えがあります。
例の強盗事件が起きる数日前、Psychedelic Underground(Psyche)に麻薬を買いにきた男性…でしょうか?
男性の顔をじっと眺めていたLaylaは、銀髪女性の発言を耳にしてはっと我にかえります。
『あたし、ここではまだ新人のファイターなの。ここの初老のファイターにさえ全然勝てないでいるのよ。悔しいから今さっきまでトレーニングしていたってわけ。ところであなた、そんな機械みたいな体なのに包帯が要るの?』

『あなた、この間Psycheに…来たわよね?私の勘違いじゃなければ。あなたのことをずっと探していたのよ』
目を凝らして男性の顔を眺めながら、Laylaはポケットに手を突っ込み何かを探し始めます。
『ああ、道理で週末のファイトであなたを見かけなかったわけだわ』手を動かしながらLaylaは銀髪女性に答えました。『包帯は万が一の時のための、いわば飾り。ちょっと前に肩を撃たれたのよ。傷口まわりの皮膚は、今自己修復活動を行っているの。その活動を保護する役割もあるわね』

ポケットの中で探していたものを見つけたLaylaは、それを外へ引っぱり出します。それは長方形の硬質の樹脂でつくられた小さなカードでした。『これ、あなたのでしょう? “Kurt Flanx” さん』Laylaはカードに記載されている名前を機械的に読み上げました。kのカードは男性がPsycheを訪れRootを買っていった帰り際、店内に落としていったものでした。

ばつがわるそうに自分の頬を引っ掻く男性…もといKurt。『ああ、その通りだ…俺のものだ、俺がKurt Flanxだよ。ここで毎週末拳闘の試合を行っている主催者のひとりさ。君らも週末、闘ってみないかい?』わたしたち女性ふたりの勧誘を始めるKurt。

『勝者には、報酬のたぐいは出るんでしょうね?』銀髪女性が興味を示しKurtに質問を投げかけました。
一方でLaylaは先ほど銀髪女性に言った台詞をもう一度繰り返します。『いいえ、結構よ』そう呟き首を横に振ると、おもむろにLaylaはカードを左手の手のひらの上にちょこんと乗せ、右手の親指と人差し指でカードの角に狙いを定めました….次の瞬間彼女が勢いよく指をはじくとカードは宙を飛び、銀髪女性の頭上をかすめ飛ぶと腕組みをしているKurtの腕の上に見事に着地しました。

『オーケー、わかったよ…別に構わないさ』腕の上のカードをつまみ上げ弄び始めるKurt。拳闘参加に無関心なLaylaから、銀髪女性の方に向き直りました。『先週は500G$稼いだ勝者がいたぜ。毎週開催しているし、あそこの機械を使った賭けも許可されてるんだ』Kurtは壁に掛けられたベット・マシーンを指し示しました。
『面白そうじゃない….あたし、参加してみたいわ』- やはり闘いに参加する気満々の銀髪女性です。

『そいつはよかった、』銀髪女性が興味を示したことに気をよくするKurt。彼女にクラブの加入申込書を渡しました。『それを埋めて、そこの机の上に置いといてくれ。Fight Clubへようこそ!試合では、何度言う名前で呼べばいいかい?』

『あたしの名前はluice。Mr.Kurt、ありがとう』luiceと名のった銀髪女性はKurtの手から申込書を受け取ると熟読を始めました。

この後Laylaも改めてluiceとKurtに自己紹介しました。勿論、Psycheの『裏』の商売についての言及も忘れずに。勤め先こそRoy’s Robotに変わりましたが、Psycheを辞めてもドラッグを入手できる人脈は途切れさせていないので何時でも『仕入れ』ることが可能なのです。

//////ICここまで//////

今回のRP時間は約1時間でした。
ずっとポケットの中に突っ込んだままだったKurt Flanxのカードを漸く本人に返すことが出来ました。実はroleplay的にはLaylaからカードを『すり盗る』ことによって彼と彼のクランの手下が何とかカードを取り戻そうと計画していたらしいのですが、現実の時差が計画を阻みました。Laylaはもちろんそんなことを知る術もありません。

新人ファイターの銀髪女性・luiceはlou-ismのluiceさんです。今回は銃剣ではなく台詞で一戦交えさせていただきました。

Nomos – morning calm (complete chat log)

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~ by Meg Ronmark on June 2, 2010.

2 Responses to “Nomos – morning calm”

  1. 久しぶりのNomosだったんですが、やっぱりここはRP志向が強く楽しいですxD
    継続的にRP進めていくつもりで、キャラクターのRP storyも少し付け加えてみました。
    今度はこっちから絡みに行くかもしれませんが、今後ともよろしくです(´∀`*)

    • 先日はありがとうございました。RP storyを読ませて頂きましたが、”luice”はNomosを脱出してNew Edenに移り住みたがっているのですね。私のキャラの”Layla”は逆にNew Edenでの生活に息が詰まり有り金はたいてNomosに移住してきました。対照的で面白いです。

      火遊び好きのLaylaを蹂躙してみてください。;)

      Street Lifeの記事によると週末のFight Clubでのマッチは6日の午後4時からのようです。日本では7日の朝で、残念ながら私はまたも観覧のチャンスを逸してしまう見込み大です。無念。

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